都内で麻疹(はしか)患者の発生報告がありました。

今月、東京都内で麻疹(はしか)患者の発生報告がありました。

麻疹は麻疹ウイルスが感染して起こる感染症で、発熱や発疹等が主な症状ですが、重症化に至ることがあるため注意すべき疾患です。感染力が強く空気感染するためワクチンを受けていることが重要となります。

ワクチンを1回接種することで95%の方、2回接種することで99%の方に麻疹に対する免疫が作られると言われており、2回接種が推奨されています。接種歴を母子手帳でご確認ください。

1歳児と小学校入学前1年間の幼児は定期接種の対象です。

過去に麻疹に罹患したことのある方は終生免疫ができておりワクチン接種の必要はありません。

ご不安のある方は抗体検査(5,500円)で抗体をお調べできますが、抗体があってもワクチン接種は問題ありません。麻疹のワクチン接種は6,600円です。尚、港区では0歳児と同居している19歳以上のご家族を対象に助成があります。

麻疹ウイルスに感染した場合、潜伏期間が10~12日続きます。38℃前後の発熱、咳、鼻水、目ヤニが数日続き、いったん熱が下がり、また40度近い高熱となり首~全身に広がる赤い発疹が出始め3~4日で解熱して発疹も消失します。色素沈着が残ることがあります。

感染力が強いため事前に医療機関に連絡してからご受診するようにしてください。