当院の内視鏡検査について


■当院の内視鏡検査について■

内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)は「苦しい、辛い、怖い」というイメージや経験はありませんか?
当院では鎮静剤(静脈麻酔)を投与することにより、
従来に比べ、『苦しさ、辛さ』の少ない、安心してできる胃内視鏡検査を行っております。
「胃内視鏡は苦しい、辛い、怖い」と思っている方に、ぜひ一度当院の内視鏡を受けて頂き、
ここで検査をして良かったと、安心して帰って頂きたいと思っております。
製品はわずか直径5㎜の太さの富士フィルム社製最新鋭レーザー内視鏡システム
『LASEREO7000』の胃内視鏡(胃カメラ)を導入しています。
鼻から入れる場合は内視鏡が舌の根元に触れないので、『オエーっ』という吐き気(咽頭反射)をほとんど起こすことなく
楽に検査を受けることができます。
かつて経鼻内視鏡を受けて苦しく辛い思いをした方には、ご希望により経口内視鏡同様に鎮静剤(静脈麻酔)を使用致しますので、
安心して検査を受けることができます(経鼻内視鏡を使用して経口からの挿入も可能です)。
検査終了後は、鎮静剤を使用した場合、リカバリールームで休息して頂きます。
その後、診察室で画像をお見せしながら、分かりやすい言葉で詳しく丁寧に説明させて頂きます。
また、当院では衛生管理も徹底しています。 日本消化器内視鏡学会が推奨している方法で内視鏡機器の洗浄や消毒を行うとともに、
内視鏡洗浄管理システムによる徹底した洗浄履歴や洗浄液濃度の管理に努めています。

◎内視鏡検査のメリット
食道がんや胃がんは、定期的な内視鏡検査を行っていれば、早期に発見でき、内視鏡での治療が可能な病気です。
つまり、食道がんや胃がんは予防できる「癌(がん)」のひとつであると言えます。
特に胃がんはピロリ菌の除菌により、日本では減ってきているがんですが、
男性ではがん死亡原因の第2位、女性では第4位となっており、全体では第3位と、
まだまだ多いがんと言えます。
そのため、内視鏡検査は一度は受けておきたい検査のひとつです。
胃内視鏡検査を定期的にきちんと受けることが、食道がんや胃がんの早期発見・早期治療にはとても大切です。

◎内視鏡検査後の注意点
通常、胃の中を観察する際には、微細な病変を見逃さないように、胃の中を空気で膨らませる必要があります。
そのため検査後に少しお腹が張った感じになりますが、これは詳細な観察には不可欠です。
当院では、空気の代わりに炭酸ガスを併用することにより、通常と比べお腹の膨満感や圧迫感を軽減するように努めております。
炭酸ガスは空気と比べ200倍速く生体内に吸収されますので、消化管の張りや痛みを軽減することが出来ます。
さらに、少量の鎮静剤(静脈麻酔)を使用して、内視鏡検査を行うことで、
胃を十分に膨らませた際のおなかの膨満感や圧迫感を感じないように検査を受けて頂くことが可能です。

◎内視鏡検査を勧める方
下記に当てはまる方は胃内視鏡検査を受けましょう
・心窩部(みぞおち)や上腹部の痛みがある方
・げっぷ、胸焼け、むかむか、胃もたれがある方
・喉や胸のつかえ感がある方
・健康診断でピロリ菌を指摘された方
・検診や人間ドックのバリウム検査で異常を指摘された方
・体重が減ってきている方
・貧血を指摘されている方
・タバコを吸う方
・アルコールをよく飲む(すぐに赤くなる)方
・過去に胃潰瘍や十二指腸潰瘍を言われたことがある方
・血縁者で胃がんがいる方
・40歳以上の方で胃内視鏡検査を受けたことがない方

◎費用
内視鏡検査は保険適応になります。
保険適用(3割負担)の場合、
・胃カメラのみ:約4500-5000円
・胃カメラ+ピロリ菌検査:約8000-10000円
・胃カメラ+組織検査:約10000-12000円
上記の他に、初診(再診料)料や処方箋発行料などが加算される場合もあります。
​※1割負担の方は上記の1/3程度とお考え下さい。

◎内視鏡検査の担当医紹介
日本消化器病内視鏡学会内視鏡専門医・日本消化器病学会消化器病専門医である院長が責任をもって、
全例の内視鏡検査を担当いたします。
一般的な内視鏡検査から高度な技術を必要とする癌の内視鏡手術を含め、15年以上にわたり内視鏡専門医として
診察してきた技術をみなさまの検査や治療などに役立てたいと考えております。
内視鏡検査は患者さんの身体的・精神的苦痛や長い時間を必要とする検査です。
当院では苦痛を和らげる内視鏡、利便性の高い検査を心がけております。
患者さんのご希望や状態に応じ軽い麻酔から眠っている間に終わるような深い麻酔まで使用も可能です。
今までの「胃カメラで痛い思いをした」「麻酔を使ったらフラフラになった」「大腸カメラは恥ずかしい」
「下剤が大変」「仕事で検査の暇がない」など、
従来の方法で苦労されたか方は是非一度ご相談いただければと思います。
患者さんの利便性を考慮した数々の方法をご提案でストレスを感じない内視鏡検査を目指しておりますので是非ご相談ください。

監修:菰池 信彦 医師(院長)
専門分野
・内科・消化器内科・肝臓内科・便秘外来・内視鏡検査
資格など
・医学博士(東京慈恵会医科大学)
・日本内科学会 認定医
・日本消化器病学会 専門医
・日本消化管学会 指導医
・日本肝臓学会 専門医
・日本ヘリコバクターピロリ学会 感染症認定医
・日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
・日本カプセル内視鏡学会 認定医
・日本医師会認定産業医
・日本医師会認定健康スポーツ医
・厚生労働省緩和ケア研修修了